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夏場にドールを触ったとき「なんかベタベタする…」と感じたことはありませんか?それは「可塑剤ブリード」と呼ばれる現象かもしれません。正しい知識で対処すれば、慌てる必要はありません。
可塑剤ブリードとは
ソフビ(ソフトビニール)製のドールには、柔軟性を持たせるために「可塑剤(かそざい)」という成分が含まれています。高温多湿の環境では、この可塑剤が素材の表面に染み出してくることがあります。これが「可塑剤ブリード(ブリードアウト)」です。
ベタつきの正体は可塑剤の油分で、ドールが「溶けている」わけではありません。ただし放置するとホコリが付着しやすくなり、汚れの原因になります。
ベタつきが発生する条件
- 気温30℃以上の環境に長時間置かれる
- 直射日光が当たる場所での保管
- 風通しの悪い密閉空間
- 車内や屋外への放置(絶対に避けるべき)
素材別・ベタつきの対処法
ソフビドール
最もベタつきが発生しやすい素材です。以下の手順でお手入れしましょう。
- ぬるま湯(30℃程度)に中性洗剤を数滴たらし、柔らかい布を湿らせる
- 固く絞った布でベタつき部分を優しく拭く
- 洗剤分が残らないよう、水で湿らせて絞った布で拭き取る
- 風通しの良い日陰で完全に乾燥させる
注意:アルコールやシンナー系の溶剤は絶対に使用しないでください。素材を傷めたり、塗装が剥がれる原因になります。
レジンドール
レジンは可塑剤を含まないため、ベタつきの原因は表面のコーティング劣化や汚れの蓄積であることがほとんどです。乾いた柔らかい布での乾拭きが基本です。
ウィッグ
ファイバー製ウィッグのベタつきは、スタイリング剤(スプレー・ワックス)の残留が原因のことが多いです。ぬるま湯での優しい洗浄が効果的です。
ベタつきを防ぐ保管方法
- エアコンの効いた室温25℃以下で保管
- 風通しの良いケースや収納を選ぶ
- シリカゲルなどの乾燥剤を併用(ただし過乾燥に注意)
- 衣装を外した状態での長期保管が理想的
- 月に1回は取り出して状態チェック+換気